このドキュメントでは、RecWatchの高度な機能(TUI、高速化モードなど)について詳しく解説します。
v0.6.0 で追加された、ターミナル上で対話的に操作できるモードです。
現在の監視状況、処理待ちキュー、変換履歴をリアルタイムで確認できます。
rec-watch tui※ config.yaml の watchDirs 設定に基づいて監視を開始します。
- 監視中 (Monitoring): 現在監視しているディレクトリの一覧です。
- 処理待ちキュー (Queue):
(Found): ファイルが見つかり、書き込み完了を待機している状態。
- 最近の履歴 (Recent History):
🚀 Processing: 変換処理中。✅ Done: 変換完了。❌ Failed: 変換失敗。
| キー | 動作 |
|---|---|
j / ↓ |
カーソルを下に移動 |
k / ↑ |
カーソルを上に移動 |
Space |
QuickLook (プレビュー) 選択中の動画をmacOSのQuickLookで即座に再生します。 |
q |
終了 |
RecWatchは、用途やPCのスペックに合わせて最適な変換モードを選べます。
「画質は落としたくないが、もっと速くしたい」 人向け。
巨大な動画ファイル(例: 1時間の配信アーカイブ)を、内部で5分ごとのチャンクに分割し、全CPUコアを使って一斉に並列変換 してから結合します。
- メリット: マルチコア性能の高いMac(M1/M2/M3 Pro/Maxなど)で、リニアに速度が向上します。画質はCPUエンコード(
libx264)なので高品質を維持できます。 - デメリット: 5分以下の短い動画では効果がありません(むしろオーバーヘッドで遅くなる可能性があります)。
# 例: 1時間の動画を爆速で変換
rec-watch convert huge_archive.mp4 --parallel-split「とにかく容量を減らして、一瞬で終わらせたい」 人向け。
macOS 純正のハードウェアエンコーダ (VideoToolbox / h264_videotoolbox) を直接使用します。CPUをほとんど使わず、専用チップで処理するため非常に高速です。
- メリット: 圧倒的な変換速度。マシンのファンが回らないほど低負荷。
- デメリット: CPUエンコード(
libx264)に比べると、同じビットレートでは画質が若干劣る、またはファイルサイズが大きくなる傾向があります。
# 例: ゲームのプレイ動画をとりあえず軽量化
rec-watch convert gameplay.mov --gpuオプションを指定しない場合、標準的な ffmpeg (libx264) で変換を行います。
画質と圧縮率のバランスが最も良く、汎用的です。
rec-watch convert input.mov用途ごとに設定(画質、プリセット)を保存しておき、瞬時に切り替えることができます。
~/.config/rec-watch/config.yaml に記述します。
profiles:
youtube:
crf: 18 # 高画質
preset: slow
archive:
crf: 28 # 低画質・高圧縮
preset: veryfast使うとき:
rec-watch convert input.mov --profile youtube