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1. Linux コマンド Bash に触れよう

 簡単に説明すると Bash(バッシュ) とは Linux OS で使用するコマンドの名前です。Linux OS では シェル(Shell) と呼ばれるプログラムで操作することができ、Bash はその Shell の一種といえます。 よくわからない場合は Windows における「コマンドプロンプト」や「PowerShell」のようなもの と考えください。

CUI と GUI

 あなたが普段コンピューターを操作していて、マウスポインタ を操作して画面上のボタンをクリックしたりファイルを展開したりするかと思います。 視覚的に操作できる現在一般的に普及しているユーザー・インターフェース(UI)のことを GUI( $\text{Graphical User Interface}$ といいます。
 一方、一昔前の OS や現在サーバーとして使われるコンピューターは 文字だけで全てを表示し、プログラム、コマンドを直接入力してコンピューターを操作 します。 このようなグフラフィカルな要素を持たず、全て文字列だけで構成された UI を CUI( $\text{Charactor User Interface}$ といいます。 この授業で使用する WSL2 内にインストールされた Linux OS Ubuntu 22.04 は基本 CUI で構成されています。

コマンドを使ってみよう

 ターミナルは CUI で Ubuntu を操作するためのインターフェースです。実際にコマンドで OS を操作してみましょう。ターミナルを開き、「Ubuntu 22.04」を起動しましょう。


ls コマンド

 Ubuntu ターミナル上で ls と入力し、エンターキーを押して実行してみましょう。すると以下のように文字列が表示されます。

このコマンドは現在いる ディレクトリ(フォルダ) の中身を表示してくれるコマンドです。

Tip

Linux やプログラミングの世界ではフォルダのことを ディレクトリ( $\text{Directory}$ と呼びます。 また、現在いるディレクトリを カレントディレクトリ( $\text{Current directory}$ と呼びます。

このコマンドを使うことでディレクトリにどのようなファイルやディレクトリがあるのかを確認することができます。また、別のディレクトリの中身を確認することもできます。 カレントディレクトリ上にあるディレクトリ colcon_ws の中身を調べるには以下のようにコマンド ls の後に中身を参照したいディレクトリ名を指定します。

ls colcon_ws

cd コマンド

 ls コマンドではディレクトリの中身を確認しました。cd コマンドでは指定したディレクトリに移動します。以下のようにコマンド cd コマンドの後に移動したいディレクトリを指定します。

cd colcon_ws

ディレクトリにはスマホのホーム画面みたいな存在のディレクトリ ホームディレクトリ があります。ここに戻るには以下のコマンドのように cd コマンドだけ実行するか、ホームディレクトリを示す記号 ~(チルダ)を与えます。

cd
cd ~

mkdir コマンド

 ディレクトリを作成してみましょう。以下のコマンドを実行すると、カレントディレクトリに scripts という名前のディレクトリを作成できます。

mkdir scripts

touch コマンド

 cd コマンドを使い先ほど作成した scripts ディレクトリに移動してみましょう。次にカレントディレクトリ上で以下のコマンドを実行して sample.text というテキストファイルを作成してみましょう。

touch sample.text

mkdir コマンドはディレクトリを作成するのに対し、touch コマンドはファイルを作成します。


mv コマンド

 mv コマンドは指定されたディレクトリやファイルを別のディレクトリにさせたり、ファイルやディレクトリを別の名前に変更することができます。例えば先ほど作成したファイル sample.txttest.txt というファイルに変更したい場合は以下のコマンドに実行します。

mv sample.txt test.txt

text.txt をホームディレクトリ( ~ )に移動させたい場合は以下のコマンドを実行します。

mv test.txt ~